2006年06月29日

まぎらわしい漢字づかい

「屋上にのぼる」の、のぼるは
上る、昇る、登るのうちどれを使えばいいの?

日本語は、同じ発音で意味の違う「同音異義語」や
異なる漢字で意味が似ていて訓が同じ「同訓異字(異字同訓)」があります。

パソコンで原稿を打つようになってからは
この同音異義語の変換ミスをやっちまうことが多々あります。
でも、意味が違うので比較的発見しやすいミスでもあるんです。

その反面、紛らわしいのが「同訓異字」。
迷うんですよね。
用字用語集などで調べても、迷うときがあります。

「屋上にのぼる」は結論から言えば、「上る」を使うようです。

【上】(下ろす・下りる・下りの対語)
例)頭に血が上る、うなぎ上り、屋上に上る、坂を上る、話題に上る、食卓に上るなど

【昇】(高くあがる、降の対語)
例)エスカレーター・エレベーターで昇る、天に昇る、日が昇るなど

【登】(よじのぼる)
例)木に登る、沢登り、天守閣に登る、マウンドに登る、山に登るなど

「上」「昇」「登」は手段・行為によって使い分けるそうです。
※共同通信記者ハンドブックより

私なりの判断の仕方としては、「のぼる」高さの基準で、
比較的低いのが「上」、高いのが「昇」で、
自然などに使う場合は「登」と覚えているのですが
天守閣が登るとは思いませんでした。

うーん、まぎらわしい。
そんなときはカッコつけずに平仮名でごまかします。



  

Posted by 中里智英子 at 12:06Comments(4)TrackBack(0)用字用語集