オレンジもスイカも知りましぇーん。

中里智英子

2005年11月12日 19:27

プロフィールにも書いているように、沖縄に来てから20年余り。
この間、帰省しているのは10回にも満たない。たぶん5〜6回ほどだと思う。
この計算だと、4、5年に一度の割合でしか、帰省していないことになる。

日々変化し続ける東京だもの、4、5年に一度の帰省だと、ほとんど浦島太郎状態。
新たにできた地下鉄などは、あの複雑な路線図を見ても意味不明。

そう、私が沖縄に来た当時、鉄道は、国鉄と呼ばれている時代。
オレンジもスイカも知りましぇーん。

そんな浦島太郎状態で、久しぶりに帰省したときのこと。
羽田空港に迎えに来てくれた姉に荷物を預け
友人に会うために、渋谷へと向かうことに。

どの路線を使えば早いか、姉と一緒に路線図を見ていたときのこと。
職員らしき制服を着た男性が、目に入ったので
「どの路線を使ったら、効率的」と、
いつも沖縄でやっているように質問すると、この職員は、ちょっと驚いた様子。
姉も私の行動に驚いたように、「何、話し掛けてんの」という顔。

「えーーー、だって職員さんって、
東京を知らない人の道案内人として立っているんでしょ、ネッ!」
と冗談半分、本気半分で、笑いながら再び話しかけると、
この職員、さらに怪訝な顔。結局、答えてくれませんでした。

沖縄では、信号待ちや、エレベーター待ちなどで目が会えば
何かしら話し掛けるのは、ごくごく当たり前と思っていたのだけど
これって私がおかしいのでしょうか。
それとも、おばさん特有のずうずうしさが身についたのかしら。

たとえ、おばさんと言われようとも
目があったら、ニコッとしたり、話し掛けた方が、いいに決まっている。
と、思うのだけど、皆さんはいかが?

関連記事