フラガール
桜坂劇場でアンコール上映中の「フラガール」を観てきました。
福島県いわきの常磐ハワイアンセンターの
オープンまでの実話を描いた映画です。
子どもの頃、ハワイといえば「常磐ハワイアンセンター」のことで
両親に連れていってもらったこともあります。
昭和40年、テーマパークという言葉さえなかった時代。
今でいうデズニーランドといったところでしょうか。
常磐ハワイアンセンターのオープンは
炭坑のまちを救うための秘策だったということは
この映画で初めて知りました。
今でこそこうしたテーマパークは当たり前だけど
福島という土地柄、
高度成長期の昭和40年という時代を考えると
「変わる」ことは、勇気ある決断だったのかもしれません。
きつい、厳しい、暗いの3Kが揃っている炭坑の仕事。
仕事とは、汗水ながして働くものと考えている人々にとって
笑顔を見せて楽しく働くことは仕事とは認められなかった。
そんな時代だったんですね。
映画はといえば
松雪泰子が美しく強く、いい女になっていきました。
岸部一徳は、あいかわらずのおとぼけの脇役ぶりを発揮。
蒼井優のすがすがしさ。
南海キャンディーズのしずちゃんは、そのまんま。
最後のシーンでは、思わず拍手をしたくなってしまいました。
ただ、ひとつ気になることがあるんです。
エンドロールの小道具のスタッフ名のところに
今村昌平という名前を見たような。
今井昌平だったのかな?
気になって仕方がありません。
もし見る機会のある方、教えてください!
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