太りすぎ

中里智英子

2007年01月14日 20:18



今日の新聞に
「餌やり過ぎも虐待」という囲み記事がありました。

英国のある飼い主が愛犬に餌を与え過ぎて
3年間で20kgも太らせてしまったのは
犬に不必要な苦痛を与えてしまった虐待にあたるとして
罰金250ポンドの有罪判決を言い渡したとのこと。

この犬は、どうやらラブラドールレトリバーのようです。
ラブは筋肉質タイプと盲導犬のようなスリムタイプとで
平均体重も異なるけど(この犬がどちらのタイプか分からないけど)
通常だと30〜40kgほど。
それからするとほぼ倍近く。

おすわりポーズの写真が掲載されているのですが
お腹はたっぷんたっぷんで、床にお肉が流れている状態。
かなりきつそうです。

私も以前飼っていた犬を太らせてしまった経験があるので
なんとなく原因は分かるのですが…。
ドッグフードの与え過ぎだけでは、こうはならないはず。

ついつい甘やかして
人間の食事を、ひとつまみ、ふたつまみ与えてしまうんですよね。
人間にとって、たいした量ではないと思っていても
犬にとっては相当なカロリーになるようです。

そのとき飼っていたのはゴールデンレトリバーのメス。
こいつが飼い主に似て、相当ながちまい。
鶏糞も食べたし、固まるテンプルを入れておいた廃油も完食。
口に入るものであれば、櫛だって本気で食べていたほど。
唯一食べなかったのはこんにゃくくらい。

朝晩、それぞれ1時間ずつの散歩を欠かさず。
いろいろな犬友だちはできたけど愛犬の体重はへらず。
おかげで私は2kgほど痩せたけど…。

見兼ねた獣医師から
「ダイエットしてみませんか?」とアドバイスされ
半年間のスケジュールでダイエット作戦を敢行。
市販品ではなく、動物病院で販売されている
ヒルズのサイエンスダイエットr/d(w/dだったかな?)というドライフードを
獣医師が処方する量だけを与える。
絶対に人間の食事を与えてはいけないという
犬よりも人間の我慢度が図られるというダイエット法でした。

でもこの方法で4カ月後には、30kg近くあった体重が26kgまで落ちました。
それまで運動嫌いだと思っていた愛犬も
体重が軽くなったことで活発になり、犬の本能も取り戻しました。

このときに思ったのは
人間のダイエットは自分で食事を管理しなければいけないけど
犬の体重は飼い主が管理できるということ。

誰か、私の体重も管理して〜!

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