2006年04月17日
生産者農家さん

昨日の続きです。
昨日、仕事で畜産農家の産地見学に行ってきました。
伺ったのは、やんばる島豚の生産者で
各マスメディアに登場している「我那覇畜産さん」。
我那覇畜産さんは、名護市の東側にあり
背後には緑豊かな山が控え
入り口には清流も流れる、自然豊かな場所にあります。
まだ、アグーという言葉がめずらしかった8年ほど前にも伺ったことがありますが、
当時から、豚にストレスを与えないように飼育にはこだわりを見せていました。
なるべく自然に近い肥料を与えるなど衛生面や飼料など安心を意識して、
愛情をたっぷり注いで育ている思いが強く伝わってくる畜産農家です。
入り口では、家畜への病気感染を防ぐため
ひとりひとり靴底を消毒液に浸してから入るようになっていて
衛生管理が徹底されていました。
ふれあい広場では、アグーの種豚と対面。
人に慣れていて寄ってきます。
触ってみたら、その毛の固いこと。針金のようでした。
2歳の成豚でしたが、やはり小さいですね。

まだ、こちらは人に慣れていないため
触ろうとすると「ブッキー」という
悲鳴に近い鳴き声を上げながら逃げ回っていました。
産毛もふわふわです。
さすがに目の前に生きている豚を見せられると複雑な思いがしました。
だからといって、すぐにベジタリアンに変えられるかというと
がちまいの私にとって、それは無理な話。
できることといえば、命を無駄にしないこと。
残さず食べるということしかないように思えました。
その後、オーナーの我那覇明さんとスタッフにより
アグーの特徴や、我那覇畜産さんのこだわりなどの説明を受け
アグー肉のシャブシャブを試食。
といっても仕事依頼者から「お客さま優先なので、絶対に食べないでください」という
お達しがあったので、何度も勧められ断るのも失礼かなと思いつつ、
ぐっとこらえました。それにしてもおいしそう!
我那覇畜産私はありつけませんでしたが…。
ここでは、アグーのラードを使用した、
奥さん手作りのちんすこーなども振る舞われます。
この奥さん手先が器用なので、陶芸やカービングもやるらしく
入り口には、豚の顔をしたトンボの陶芸「豚母」がいたり
豚シーサーもいました。
おっと、まだまだ産地見学は続くのですが、
仕事にいかなければ。続きは、またこの次にします。
Posted by 中里智英子 at 09:51│Comments(0)
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