2006年02月25日
ランドセルの思い出

赤、黒、青、黄、緑、ピンク、キャメルなど
20種類以上もあるようです。
私の時代といえば、
男の子は黒、女の子は赤が定番。
でも、私は黄色でした。
ランドセルをプレゼントしてくれたのは
私を孫のように可愛がってくれていたので
同じ商店街の中里洋服店のおじさん。
同じ中里だけど、親戚ではありません。
商店街の名前が上中里だったので、
そこからつけたそうです。
当時、ランドセルを販売していたのは、
学校の制服や体育着などを
扱っていた洋服店だったんです。
仕入れ先から、
こんな珍しい色のランドセルが
あるよと見せられたのが
黄色のランドセル。
中里のおじさんは気に入って、
即決したそうです。
通っていた北区立滝野川第五小学校では、
たった、ひとり。
今から40年ほど前のこと。
けっこう目立っていました。
私は、この黄色のランドセルが大好きで
どんなに体が大きくなろうとも
小学校の卒業まで使っていました。
黄色のランドセルではないけど、
同じ学年で珍しいランドセルを持っていた女の子がいました。
そのこの名前は、「こばやしきよみ」ちゃん。
おとなしい、笑顔の素敵な女の子でした。
彼女のランドセルは、なんと黒。
しかも、新品ではなく、誰かのお下がりだったようです。
新1年生なら新しいランドセルをと思うところですが
彼女の家は、決してまずしいわけではなく、
ランドセルを買うこともできたはずなのに
お下がりの、しかも黒のランドセルでした。
きよみちゃんはそんなランドセルを
さりげなく背負い、パリのリセエンヌのようでした。
私は、そんなきよみちゃんのことを、
子供心に「かっこいいなぁ」と思っていました。
この春には、後ろにひっくりかえりそうなほど
大きなランドセルを背負った
新一年生の姿が目につくことでしょう。
でも、そのランドセルを恥ずかしがらずに
背負っていられるのはいつまでなのでしょうか。
そして、どんなランドセルの思い出をつくるのでしょうか。
Posted by 中里智英子 at 14:44│Comments(6)
│話のネタ
この記事へのコメント
私の時代も黒と赤でよくグループ登校していました。今ほど危険じゃなかったけれどなぜかグループ登校していました。ちなみに快獣ブースカが20年後に戻って来ると言いましたが20年後に一時話題になりましたが結局戻って来ませんでした。大作くんは、悪魔君にも主演していた記憶が有ります。あるサイトでブースカのTシャツと時計が売っています。
Posted by ブースカ at 2006年02月25日 22:41
今小学生の思いでで残っているのは、通信簿と卒業文集でコンピユータ技師に成ることでしたが、無事なれましたが辞めることになり現在求職中です。 仕事に就けるのかな?
Posted by ブースカ at 2006年02月25日 23:28
ランドセルですか。
懐かしいですね。
私がランドセルを使っていたのは小学校4年生まででした。
早い子は3年生の時から手さげのおしゃれなカバンを持っていたので、私も焦りを感じ5年生から手さげに変えました。
教科書はランドセルの方が入れやすいのですが、やはりあの年頃になると周りの目を気にしますから。
でも、ランドセルって高いですよね。
やっぱりいい皮を使ってるんでしょうかね。
Posted by ぺーちん at 2006年02月26日 09:41
☆ブースカさん
私の時代もグループ登校していました。
でも私の地域では集団登校と言っていました。
鉄人28号もリアルタイムで見ていました。懐かしいですね。
たぶん、年代的にも近いと思うのですが(笑)、
当時、コンピュータという言葉は知りませんでした。
その時代にコンピュータ技師といっていたブースカさんは
すごい先見の目を持っていたんですね。
☆ぺーちんさん
高学年になるとランドセルが恥ずかしくなるようで
私のまわりもほとんど手さげ鞄に変わっていました。
それから価格の件。
そうなんですよね。2万円とかして意外と高いんですよね。
でも一生に一度のことだからと親は奮発するんでしょうね。
Posted by 中里智英子 at 2006年02月26日 21:17
娘のランドセル。。。私の父に買ってもらいました。
その父も他界して1年と4ヶ月。
おじいちゃんが大好きだった娘は4月から5年生。
あと2年間、大事に使ってほしいです。
私は2年間しか使わなかったけど・・・ダメですね!
Posted by りんこ at 2006年02月27日 20:05
ランドセルって成長を計るメモリのようなものですね。
ピカピカの一年生のときには、
ひっくりかえりそうなくらい大きかったランドセルが
高学年になると、申し訳なさそうに背中にちょこんとのっていたりして。
娘さんも、あと2年使ってくれるとうれしいですね。
Posted by 中里智英子 at 2006年03月01日 10:57