2006年02月20日
文章の書き出しに悩む
来月で70歳になるという方から相談を受けた。
「今、大学院に通っているんだけど、
論文で頭を悩ませていて、相談にのってくれないか」という。
70歳とえば、私の両親とほとんど変わらない年代。
60代のときには、ボランティアで観光ガイドをやっていた方で
歳を重ねるごとに向上心は増すばかり。
おそれ入谷の鬼子母神(って分かるかな〜)
今年の10月には論文を仕上げなければいけないのだが
その前に、3月に骨子の発表会があるとのこと。
10月に提出する本研究は5万字程度が必要といわれ
その文字数にプレッシャーがかかってしまっているのだという。
しかも「上手い文章を書かなければ」と
自らに暗示をかけてしまっているため
冒頭の書き出しがなかなか決まらないという。
冒頭って大切なんですよね。
山田詠美さんという女性作家は、
とある雑誌のインタビューで次のように語っていた。
「最初の一行を何にするかで何カ月も悩む。
だけど、この一行が出てくれば、あとはノンストップ。
次々と文章が出てくる」というのだ。
まぁ、彼女のように次々と文書が出てくることはなくても
冒頭が決まると、文章の流れがスムーズになることはよくある。
冒頭の書き出して悩むという経験は、誰もがあるのではないだろうか。
事実、私も文章を書くとき、「上手い」と評価を受けたいために
力み過ぎて、ペン(今はパソコンのキータッチだけど)が進まないことがよくある。
でも、経験を重ねることで、回避できるようになってきた。
上手く書くのではなく、何を伝えたいのかを優先すること。
伝えたいことが整理できていなければ
どんなに素敵な言葉をつづっていても読み手には伝わらない。
ときとして、「これだ!」と思った素晴らしい文章もカットしなければ
伝わらないことだってある。
プロであれば、文章の流れもスムーズでなくてはいけないのだが
そうでないのであれば、何がいいたいのかに的を絞るのがいちばん。
シンプルな文章ほど、分かりやすいものはない。
長ければいいのではないと思う。
書きたいこと、伝えたいことがいっぱいある場合をのぞいていは…。
「今、大学院に通っているんだけど、
論文で頭を悩ませていて、相談にのってくれないか」という。
70歳とえば、私の両親とほとんど変わらない年代。
60代のときには、ボランティアで観光ガイドをやっていた方で
歳を重ねるごとに向上心は増すばかり。
おそれ入谷の鬼子母神(って分かるかな〜)
今年の10月には論文を仕上げなければいけないのだが
その前に、3月に骨子の発表会があるとのこと。
10月に提出する本研究は5万字程度が必要といわれ
その文字数にプレッシャーがかかってしまっているのだという。
しかも「上手い文章を書かなければ」と
自らに暗示をかけてしまっているため
冒頭の書き出しがなかなか決まらないという。
冒頭って大切なんですよね。
山田詠美さんという女性作家は、
とある雑誌のインタビューで次のように語っていた。
「最初の一行を何にするかで何カ月も悩む。
だけど、この一行が出てくれば、あとはノンストップ。
次々と文章が出てくる」というのだ。
まぁ、彼女のように次々と文書が出てくることはなくても
冒頭が決まると、文章の流れがスムーズになることはよくある。
冒頭の書き出して悩むという経験は、誰もがあるのではないだろうか。
事実、私も文章を書くとき、「上手い」と評価を受けたいために
力み過ぎて、ペン(今はパソコンのキータッチだけど)が進まないことがよくある。
でも、経験を重ねることで、回避できるようになってきた。
上手く書くのではなく、何を伝えたいのかを優先すること。
伝えたいことが整理できていなければ
どんなに素敵な言葉をつづっていても読み手には伝わらない。
ときとして、「これだ!」と思った素晴らしい文章もカットしなければ
伝わらないことだってある。
プロであれば、文章の流れもスムーズでなくてはいけないのだが
そうでないのであれば、何がいいたいのかに的を絞るのがいちばん。
シンプルな文章ほど、分かりやすいものはない。
長ければいいのではないと思う。
書きたいこと、伝えたいことがいっぱいある場合をのぞいていは…。
Posted by 中里智英子 at 12:37│Comments(4)
│話のネタ
この記事へのコメント
いや~勉強になりました。
伝えたい事を念頭に置いて文章を書き始めるのですね。
私は小説の本文にではなく、「初めに」と言うところで伝えたい事を書きました。
上手い文章を書くっていうのも大切ですが、伝えたい事がちゃんと伝わることが大切なんですね。
Posted by ぺーちん at 2006年02月20日 19:42
ちょいと、偉そうに書いてしまいました(苦笑)。
Posted by 中里智英子 at 2006年02月20日 23:39
修論、でしょうか?
で、10月ということは、もうテーマも決まり、相当の下準備が出来ている状態ということなのですね?
でしたらそのまま、土台をより広く、より固めるのが先決だと思います。
そのご年齢のかたでしたら、美文を求めるお気持ちはよくわかります。
ですが、必要なのは「よくわかる文章」。そのためにはだれよりも「自分がわかっている」という自信だと思うのです。
論文ですから、きっといくつかの章があり、それぞれが「ひとつ」と考えれば、5万字も(たとえば)1万字が5つ、5000字が10、ですから、ちっともこわいことないですよ(って、ここで言っても仕方ないですね・苦笑)
さっきまで修論読まされてましたので、つい偉そうに書いてしまいました。あしからず(^-^ゞ
Posted by びん at 2006年02月22日 21:13
びんさん、お久しぶりです。
私は修論というものを書いたことがないので
よく分からないのですが、
とりあえずテーマは決まっていて
下調べは、半分以上は済んでいるようです。
びんさんは、書く側ではなく、読む側になるんですね。
しかもひとつではないのですね。
お疲れさまです(苦笑)。
Posted by 中里智英子 at 2006年02月23日 20:24