2006年07月09日
ぎりぎりセーフ
「ホテル・ルワンダ」を見てきました。
前回の上映を見逃し、「しまったぁー」と思っていたら、追加上映のお知らせ。
今度こそはと思いつつも、一週間という短い期間限定。
「今回もダメかも」と諦めかけていたら
追加上映の最終日、チャンスが訪れました。
「ホテル・ルワンダ」は、1994年4月から7月にかけて
アフリカの小国「ルワンダ」で起きた大量虐殺の中
殺されゆく運命にあった人々1200人の命を救った
ホテルマンの実話を元にした映画。
100日間で100万人もの罪なき人々が殺された大量虐殺。
当時、そのニュースを聞いたときは衝撃的だったけど
それ以上の行動を起こすこともなかった。
そんな私を含め、傍観視していた人々について
映画の中では、虐殺現場を撮影したカメラマンの言葉で語られている。
虐殺映像が世界中に流れたら国際救助が来ると信じるホテルマンのポールに対し
カメラマンは「世界の人々はあの映像を見て、怖いねと言うだけでディナーを続ける」
というセリフ。まさにその通りだったと胸が痛かった。
群集の心理に突き動かされ、それまで仲の良かった隣人を殺す人々。
賄賂でしか動かない兵士たち。
良心のかけらもない、そんな無秩序の中、
アイロンのかかったワイシャツにネクタイをしめ
ホテルマンとしての紳士な態度を崩さない主人公のポール。
自分の命でさえ危ないのに愛する家族のために、何故、そこまで勇気が持てるのか。
もし、自分がその場に居たら
どちら側にの人間になっていたのだろうか。
考えさせられ、胸がちくちくと痛む。
最終的には、奇跡的に1200人の命は救われて、映画は「ジ・エンド」なのだけど
私を含め、見終わった人々の顔は一様に暗かった。
そんな中、桜坂劇場では、
劇場用の持ち込みコップをリサイクルコップに変えていたことを思い出し、写メした。

昔ながらの名画座のように、味わいのある映画を上映する桜坂劇場は、皆で大切にしないとね。
前回の上映を見逃し、「しまったぁー」と思っていたら、追加上映のお知らせ。
今度こそはと思いつつも、一週間という短い期間限定。
「今回もダメかも」と諦めかけていたら
追加上映の最終日、チャンスが訪れました。
「ホテル・ルワンダ」は、1994年4月から7月にかけて
アフリカの小国「ルワンダ」で起きた大量虐殺の中
殺されゆく運命にあった人々1200人の命を救った
ホテルマンの実話を元にした映画。
100日間で100万人もの罪なき人々が殺された大量虐殺。
当時、そのニュースを聞いたときは衝撃的だったけど
それ以上の行動を起こすこともなかった。
そんな私を含め、傍観視していた人々について
映画の中では、虐殺現場を撮影したカメラマンの言葉で語られている。
虐殺映像が世界中に流れたら国際救助が来ると信じるホテルマンのポールに対し
カメラマンは「世界の人々はあの映像を見て、怖いねと言うだけでディナーを続ける」
というセリフ。まさにその通りだったと胸が痛かった。
群集の心理に突き動かされ、それまで仲の良かった隣人を殺す人々。
賄賂でしか動かない兵士たち。
良心のかけらもない、そんな無秩序の中、
アイロンのかかったワイシャツにネクタイをしめ
ホテルマンとしての紳士な態度を崩さない主人公のポール。
自分の命でさえ危ないのに愛する家族のために、何故、そこまで勇気が持てるのか。
もし、自分がその場に居たら
どちら側
考えさせられ、胸がちくちくと痛む。
最終的には、奇跡的に1200人の命は救われて、映画は「ジ・エンド」なのだけど
私を含め、見終わった人々の顔は一様に暗かった。
そんな中、桜坂劇場では、
劇場用の持ち込みコップをリサイクルコップに変えていたことを思い出し、写メした。

昔ながらの名画座のように、味わいのある映画を上映する桜坂劇場は、皆で大切にしないとね。
Posted by 中里智英子 at 20:22│Comments(2)
│話のネタ
この記事へのコメント
また見逃してしまった。言いか悪いかは別として、智英子さんの解説が
たまりません、エッセンスがあります。無関心は殺人ですね。傍観者には
逃げ場を作ってあるのでしょう。そんな自分がいつもたまらなく自省の念に
落ちます。よりましな人生を今日も探しています。ありがとうございました。
たまりません、エッセンスがあります。無関心は殺人ですね。傍観者には
逃げ場を作ってあるのでしょう。そんな自分がいつもたまらなく自省の念に
落ちます。よりましな人生を今日も探しています。ありがとうございました。
Posted by カツオブシ at 2006年07月09日 22:57
「無関心は殺人」
まさに、その通りなのかもしれません。
今、日本も北朝鮮の問題で危ない方向へと行こうとしています。
国民として、冷静な判断が必要なのではと思っています。
まさに、その通りなのかもしれません。
今、日本も北朝鮮の問題で危ない方向へと行こうとしています。
国民として、冷静な判断が必要なのではと思っています。
Posted by 中里智英子 at 2006年07月11日 13:08