2006年09月04日

こばと保育園



西原町の小高い丘の上に建つ、こばと保育園。
先日、取材でお伺いしました。

保育園といえば、動物や花などの絵が描かれていて
カラフルなイメージがあったのですが
ここはシンプル。

色といえば、建物を取り囲んでいるガジュマルなどの沖縄の亜熱帯樹木。
園内の庭にころがっているのは、お鍋など。
おもちゃは見当たりません。

こばと保育園

園児たちは、園庭の起伏を滑り台代わりに滑ったり
樹木の葉っぱをお皿代わりに、おままごと遊びを楽しんだり
感性豊かに育っています。

朝一番に行われる授業は、リズム遊び。
0歳児から5歳時までが一緒に
手足をばたつかせるハイハイ運動や金魚運動などで
たっぷりと体を動かします。

最近では、このハイハイができない園児が多いそうです。
でも、このハイハイは人間が進化していく過程で
欠かせない運動だと城間園長は教えてくれました。

産まれたばかりの赤ちゃんは、手の平を結んでいて
それが成長とともに広がり、物をつかむことを覚えていくそうです。
足の平も同じく、物がつかめるほどにギュッと結んでいた足の指は
成長とともに広がっていくそうです。

こうして広がった足の指で床を蹴り、
ハイハイができるようになるのだそうです。
なので、ハイハイは進化を知る意味で大切な要素のひとつなのだそうです。

たっぷりと体を動かした園児は、お腹いっぱいのご飯を食べて、ぐっすりと昼寝をする。
人間本来の進化する力を伸ばす、こばと保育園。

もし、私に子どもがいたならば、絶対この保育園にお願いしたい。
そう思える、保育園でした。




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Posted by 中里智英子 at 12:00│Comments(3)話のネタ
この記事へのコメント
ハイハイもそうですが、こちらも知っていないと恐ろしいですよ。
http://homepage3.nifty.com/human-academy/2005-TalkOneself/4.htm
Posted by 新里 at 2006年09月05日 08:57
すみません、説明不足でした。
さきほど紹介したサイトの4月20日のコラムを参考にして下さい。
Posted by 新里 at 2006年09月05日 08:58
早く首を座らせるための、縦だっこも疑問視されているんですね。
近年では働くお母さんが増えてきているので
その環境にあわせるため、
いろいろな弊害がでてきているのかもしれませんね。
だからと言って、働くお母さんが悪いわけではない。
昔のお母さんは、畑を耕したり、
専業主婦ってほとんどいなかったはずだから。
Posted by 中里智英子 at 2006年09月05日 10:33
 
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